「襲名」というと、歌舞伎を思われる方も多いかとおもいますが、文楽の世界でも先達の偉大な名籍を踏襲することがあります。

今回、以前から応援させていただいていた、吉田幸助さん、実祖父にあたられる三代目玉助の名前を襲名されました。

先月の国立文楽劇場(大阪)に引き続き、今月は国立文楽小劇場(東京)では連日満員御礼!、大好評のなか大熱演が続きます。

  

 

仲間うちでお花も贈らせていただきました! 祝 ご襲名!

演目は、「本朝廿四孝」(ほんちょうにじゅうしこう)

優等生的?慈悲蔵を、昨年古今塾の講師で来てくださった吉田玉男師匠(新玉助さんとは 吉田一門で 楽屋の部屋も並ぶお仲間)

そして、はじめから最後まで、なんだか横暴で親不孝ものに見えている横蔵を玉助さんが、大きな立ち回りで演じます。

最後は、文楽あるあるですが、実は横蔵は、

「廿四孝~中国で昔親孝行といわれた人ベスト24人 よりも優る孝行者!」と母から褒められる、

ここからが ぐっと楽しみな活躍が続く・・・ と 今後の玉助さんの将来を感じさせる、パワフルでとても良い演目でした。

ストーリが ややこしく わかりにくい事がある文楽

その文楽を玉助さんの奥様らつ子さんが、毎回とてもわかりやく 解説冊子をつけてくださいます。

今回の解説書、そして この玉助さんにもそっくりな、イラスト。じつは奥様 らつ子さんはプロのイラストレーター

 

こんな千社札にも、 劇場で発売されているおせんべいにも、らつ子さんのイラストが大活躍!

らつ子さんと劇場入り口でご挨拶できると、なんだかほっとしてしまいます。

とても笑顔の素敵な方です。(まさに内助の功ってこうゆう事だなああ~って感じるのです)

パワフルな人形遣いとして、文楽界から大きな期待を集めている 吉田玉助さん

また、玉助さんにはCOCON にいらしていただき、今回の襲名のウルトラ大変だった事や、裏話?

お祖父様(三代目玉助)お父様(はやくに逝去され、今回玉助さんの想いから、追贈で四代目玉助を襲名)

への熱き想いを語っていただきたいと思っています。 よろしくお願いします!!

(↑これは昨年秋、襲名決定を伺ってのおもわず記念写真!)

COCON GINZAでの ご夫婦での古今塾? 是非お待ちしてます。